I gave everything that I had

暑くて何にもやる気がしない。7月からこの調子では、8月が思いやられる。

 

今が3連休であるということを明確に認識したのが、金曜だったので、予定もない。

 

私は、予定・計画を立てるということが嫌いである。苦手ではないが、嫌いである。計画について検討し始めると、完璧を志向する余り、途中で嫌になる。さらに、完璧な計画が完成している頃には、当該計画は陳腐化しているのが常である。

確信度が100%に近くなってから投資をしても、ほとんど儲からないのと同じで。

投資でそれをやると結果が出ないとわかっているので、修正できる。しかし、いつも思うことなのだけれど、人生というものは、合理的な目的関数を設定することが不可能なので、当然、最適化も不可能ということになる。

目的がない状態で無理やり最適化をすると、最も居心地の良い状態を維持することに関心が注がれるので、現在と、1週間ほど先のことだけ考えて、買い物以外どこにも行かない、といったような現象が起こる。

 

ということで、という繋がりは全くないのだけれど、今日は、「大人」に続いて、「天才」について書こうと思っていたので、書く。

 

天才とは。

 

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学生の頃、ゼミ形式のパンキョーの文学の授業で、「天才とは」という話になった。文脈は忘れたけれど、愚かな学生が、先日、見たテレビでは、天才というのは、脳のあそこがこうで、どこそこがこうなっているらしい、というような話を始めてしまい、みんな法学部の学生なので、そんなことには見当もつかないので黙っていたところ、教授が「つまんなくなったので、この話はやめましょう」といって止してしまった。

 

それから、私は、あのとき、実際には、どういう議論を展開するべきだったのだろうか、ということについて、しばしば考えるようになり、今では、持論、でもないけれども、天才について、いくらか考えがある。

 

確かに、時々、タウンページ全部、覚えちゃいました的なある種の「天才」がテレビに出てくるが、この場合の天才は、まぁ誰もが認めるイレギュラーである。

そうではなくて、物理的な天才ではなくて、社会が仕立て上げる天才について語りたいわけ。

 

天才、と言われて誰を思い浮かべるでしょうか?アインシュタインピカソモーツァルト?あるいは、MJ、メッシ、マラドーナ

 

誰が天才か、その点についても、私には関心がない。はは。

そうではなくて、イレギュラーや、突き抜けた人のことを、天才、モンスターと呼び、彼らは特別なのだ、だから敵わなくても仕方がない、というエクスキューズに使っているのではおまへんか、ということで、社会の心理の方に関心がある。努力をしない言い訳にしてませんか?という問題提起です。

 

正直、高校でバスケットボールをやっていた頃の私はそうでした。母親から、お前は身体能力に恵まれていない、ということを散々説かれ、父からは、高校生なんやし、スポーツより勉強やろ、と諭されていたので、彼らに対する理由ある反抗、に加えて、中学の頃のファンから、勿体ないという応援を頂き、やっぱり続けてみよう、てな具合に、バスケ部に入りました。

実際、私は、臓器の機能が低い、すなわち、消化吸収能力が低かったり、心臓や肝臓もしょぼいです。マシンの心臓部が脆弱なので、肉体のパフォーマンスに置いても、上限値が低い。

さらに私は、成長期が長かったというか遅かったというか、高3まで身長が伸び続けていたので、成長痛も酷く、走るのが辛かった。

当然、部では補欠の補欠で、試合に出る機会はまずなく、辞めずに続けたこと自体、今、振り返ればナンセンスなのだけれど、当時は、自分が辞める前に周りが辞めてしまったので、なんかみんなが辞めるなら、俺は続けようかな、みたいな、変な天邪鬼精神というか、逆張り根性を発揮していただけで、合理的な判断だったとは言い難い。辞めてもすることがなかったというのもあるかもね。

 

話がただの昔話になってましたが、言いたかったのは、当時の私は、母からの刷り込みもあって、俺は身体能力が低いから、どうせ頑張っても先輩やスタメンの同級生には敵わない、という整理をしていたことを後悔している、ということです。お前は、あのとき、本気、出してたのかよ、と。今、ハイキュー!とか弱ペダとか見ながら恥ずかしくなるわけw

 

後悔というのは、ベストオブ嫌な気持ちなので、なるべくそうならないように生きており、離婚したことも、反省はしても後悔はしていないのだけれど、高校バスケ部の3年間、ま、正確には2年ちょいについては、後悔している。つまり、やり直したい。結果は大して変わらないかもしれんけどね。

当時、自分の高校は、強いチームではあったけれども、先輩後輩含めて、天才とまで呼べる人はいなかった。が、県には、渡辺たくまさんという、その後も、日本バスケ界の第一線で活躍し続けた人がいて、この人は、ちょっとスケールが違ってた。生で見たのは一回だけだったけど。補欠の補欠やったからね。

もう単純にフィジカルが、でかくて速くて、外国人みたいだったので、私のようなヘタッピでも、一目ですげーってなるパティーン。ふつーにダンクしてたしね。

 

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ちょっとグダグダになってきたので、強引にまとめますと、勝てないのを才能のせいにして、努力をしない言い訳にするのは、自分のポテンシャルを最大限に発揮する上での足かせにしかならないから、みんなやめようぜ、俺もやめる、っていう話です。

あと、もう一つは、天才の才能の方じゃなくて、努力の方を讃えよう、という訴えです。その方が生産的だから。

 

キングのガチ泣きに感動した件。

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うむ。やる気出てきたw