Into the sky

先日、ひよっこが視聴率的にはパッとしない理由として、抑えた展開力、ということを指摘しましたが、もう一個思い当たりました。主人公のキャラクターです。

 

谷田部みね子ちゃんは、高校卒業して、東京1年か2年目、18−9です。で、ビートルズが間もなく、ヤァヤァヤァとやってくる昭和40年代。

 

彼女はもともと、東京に行く気はなく、茨城で農家を手伝うつもりでしたのに、お父ちゃんが行方不明になっちまったので、代わりに行くことになりました。成り行きです。ですから、将来の話になったりすると、口を噤んでしまうというか、夢とかないです。

 

そう!夢も主体性もない朝ドラヒロイン!!

 

今年の新入社員の半日研修で、昼飯に連れて行ったんですが、男性2名、女性2名というメンバーで、活発3、控え目1という比率でした。新入社員に関しては、たまたまの可能性の方が高いですが、自分の意見を声高に言うタイプから控え目に言うタイプまでを調査すれば、おそらく正規分布に従って、下位25%程度が特に控え目、ということになろうかと思われます。

 

 

現代のように、競争に強いことがエライ、という風潮の中ですと、みねこちゃんタイプの人気が出るのは難しいのかも知れません。一方で、あの当時の平均的な女性像というと、あんなもんかなぁという気もします。というのも、分布の右半分は男性が占めていた可能性が高いからです。そこのギャップを的確に描くと、現代人の「見たいもの」にフィットしない、のかも知れませんね。

 

NHK朝ドラ歴代平均視聴率ランキングトップ13のあらすじをネタバレ紹介【21世紀編】 | ciatr[シアター]

 

 

会社にも、学歴も高く非常に優秀なのに、すごく控えめで、おじさんに人気の同僚の女性がいます。さらに、その方は、なかなか可愛いので、これまでの人生でかなりモテてきたことが想像され、同時に、同性からは、いけすかねぇと思わることが多くあったようで、女性への気遣いもまた半端ではありません。なんだか気の毒というか勿体ないというか、特にストレスを溜めてる風でもないので、別にいいんですが、なんかムズムズしますw

トドメは、旦那さんが海外にいて、まだ結婚2年目だからっつーんで、特に大した理由もなく、というか、単に旦那さんが寂しいからっつーだけで、キャリアを中断して、この夏、飛び立ちます。

 

そんなみねこちゃんと女性Aには、愛を込めてこの歌を。

www.youtube.com

 

せっかくなんでこの歌もw

www.youtube.com