魂宿ってもうたら、もう「モデル」とはいわんなぁ

昨日はキヨシラ〜月島〜両国と、GW特別コースを走ったので、8kmぐらい、ま、徒歩も含めて、ちょー疲れて、左足の付け根の骨盤とくっついてるあたりの骨が痛い。けど、知らない街に行くのはそれだけなんだかええもんですね。

 

今日は、本、読書、行きまひょか。漫画・アニメにしようかとも思いましたけんど、昨日、ザキミヤさんにちょろっと触れたし。

 

まず、何冊も同じ人の本、読んだよランキング。

 

生きてる小説家編

1位:町田康

2位:村上春樹

3位:・・・ランキングと言いつつ、2人ですね。

 

死んでる小説家編

1位:泉鏡花

2位:夏目漱石三島由紀夫

3位:夢野久作、内田百聞、宮沢賢治とか

 

外国人作家の本は、世界文学全集で読んだのだけれど、誰かにハマって、たくさん読んだ、ということはないです。翻訳だと、あんまり好きだの嫌いだの、という感覚になりにくいのかもわかりませんね。

 

ただ、記憶に残っているのは、

 

トルストイ戦争と平和

シェイクスピア『オセロ』『リア王』『マクベス』『ハムレット』『あらし(テンペスト)』

ユーゴー『ああ無情』

ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』

 

とか。長いやつは、やっぱり、最後まで読ませるだけのパワーありますよね。全部、誰もが知っている名作だけど、読んだことある人は多くない、っつー。長すぎて。今、読めるかっつーとよくわかりませんが。

あ、あと

ゲーテファウスト

ダンテ『神曲

官庁訪問の頃はバルザックとかも挙げていて、現役官僚に引かれた記憶がありますw ガルシア・マルケス百年の孤独』とかも入れると、欧米世界は一周でありますね。

 

外国人作家が、日本人より一般に優れていると思うところは、人物の描写であります。日本の小説には、作家さんの子供たちしか出てこない閉じた系であることが多いのに対しまして、外国の小説は、それぞれの登場人物が独立した個人として存在している印象です。

 

日本でも、漫画は割とそんな感じやと思いますけど。だんだん、キャラが一人で歩き始めるので。魂が宿る、自我が目覚めるんしょうな。おもろい。

 

で、ま、何のことはない、モデルがいるんですな。そして、人脈が鬼。これは、社交界のせいやろう、と僕は思ってまして。そう。あの、クソほど暇な貴族が集う、虚飾に満ちた例のアレです(妄想)。あそこで、好きな奴も嫌いな奴も、問答無用で人間関係を取り結んでいたおかげで、そうした描写が可能になったものと思われる。

 

そんなこんなで、フラット化した現代では、19世紀以前のような小説を書くのは難しい気がする。あ、日本代表は、あれですね。紫式部源氏物語』。これは読んでないけど。日本文学全集は家になかった。

 

今は、生きている作家さんの本を読むことは、ランキング上位者も含めて、まーなくなりましたけんど、こないだ、おもろかったのは、向井秀徳『厚岸のおかず』。Number GirlZAZEN BOYSのあの人ですね。これはおもろいですよ。fun。

 

今、たまに読みたくなるのは、死んでる作家編の人たちの、日本語が美しい小説、リズム、語感が洗練されている小説。

あとSF、ぐらいかなぁ。最近では、ギブソンニューロマンサー』、ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を、遅ればせながら。

 

昔、女友達に勧められた川上弘美とか、空気感系にはハマらなかった。そういうのは、音楽とか映画の方が、メディアとして優秀だと思ってしまったのかな。

 

書いてるうちに、本、読みたくなってきましたね。洗濯もん干したら、読もー