そして伝説へ...

昨日は、遅くまで「ガチンコファイトクラブ出演者の現在」などという、どこまでもどうでもいい動画をYouTubeで見てしまい、なんかリズム崩したw

 

今日も天気がええですなぁ。皐月、最高。メイちゃん、大好き。

 

タイトル変えました。西遊記です。空を悟る猿が、浄土目指して、西へ向かう。

 

今日は、本その2。小説以外編です。

たくさんその著作を読んだのは、中沢新一さんです。

特に『カイエ・ソバージュ』のシリーズはワクワクしながら読んだ。知的興奮。

 

中沢さんは、中大とか多摩美の先生とかやってるんですけど、東大からは反対されてあかんかって、それは、研究スタイルがパンクやからなんですね。

大学の先生ゆうのは、猿のように知的縄張り意識が強く、専門分野について、門外漢が口を出すと、アホのようになって攻撃してくる人種です。

しかし、中沢さんは、平気で量子論だの建築だの、好き放題専門外のことについて語ります。そこがまた僕は好きでした。過去形なのは、アースダイバー(2005)の辺りから、面白くなくなったから。なんか、自分の主張が優先されて、ロジックの厳格さが失われたと思いました。少なくとも当時はそう思った。違和感。

  

好きというより、同じく、すごく影響を受けたのは、マンキューの『マクロ経済学I・II』です。

 

僕は、一応、経済の専門家の端くれとしておまんまを食べているんですけれども、経済学の歴史の中で、重要なのは2人いて、それはアダムスミスとケインズです。前者は経済の供給側に注目して、経済成長論の基礎を築いた、経済学のお父さんですね。ケインズは、供給側が成熟してきた20世紀において、経済変動の主要因が需要側に移ったことを、さっさと見抜いて、経済政策、特に財政政策の重要性を主張した、経済学のお母さんです。ま、パパ、ママは逆でもいいですw 

 

そして、弟子というのは大概阿呆なので、ケインジアンと古典派は何かっていうと不毛なケンカをしてたわけなんですけど、いやいや、ちょ、待てや。短期的には、ケインズやけど、中長期的にはスミスやろ。と爽やかに仲裁した経済学の大岡越前がマンキューです。目から鱗とはこのことですよ。もっと評価されて欲しい、マンキュー。

 

 

あ、科学、生命科学の方では、福岡伸一さんの本は、結構、読みましたYo。あと『利己的な遺伝子』ね。マスターピース

物理の方は、この人っていうのは、あんまりなくて『ガリレオの指』とか佐藤勝彦さんのんとか、でも、高校の物理の教科書が一番、勉強になったかなー。ニュートン物理学の「力」の捉え方が理解できたのは、すごくよかった。

 

好きな本っちゅーか、悟りの書の紹介になりましたね。賢者に転職するには必要なわけw